テンポバンク - 2023
株式会社テンポバンクは、東京に拠点を置く不動産会社です。特に店舗の出店及び退店に係る総合的なサポートを得意としており、借主と貸主の間に立ち、双方のメリットになるためのチャレンジを続けています。今回、檸檬デザイン事務所はブランド・アイデンティティ(VI)の設計及びロゴガイドラインの作成をおこないました。
株式会社テンポバンクのVI(Visual Identity)を担当いたしました。
Overview
TEMPO BANK INC. is a Tokyo-based real estate company. We specialize in providing comprehensive support for both opening and closing retail stores. We position ourselves right in the middle, bridging the gap between tenants and landlords, striving to create win-win situations for both parties.
For this venture, Lemon Design Office was entrusted with the creation of a new logo and branding guidelines.
株式会社テンポバンクは、東京に拠点を置く不動産会社です。特に店舗の出店及び退店に係る総合的なサポートを得意としており、借主と貸主の間に立ち、双方のメリットになるためのチャレンジを続けています。
今回、檸檬デザイン事務所はブランド・アイデンティティ(VI)の設計及びロゴガイドラインの作成をおこないました。
SKETCH / KEYWORDS
ブランド・アイデンティティ(VI)を考案するにあたりに、キーワードの選定及びスケッチを行います。
コアメンバーからのヒアリングを経て確認したテンポバンクにとって核となるキーワードは、主に「貸主、借主、自社が全員成長する」「現場の声を大事にして、ひたすら改善する」という点でした。これらのキーワードを念頭に、スケッチを行います。
PROPOSAL
3案を提示し、現行のベースとなるB案に決定しました。事前ヒアリングを密に行いながらも、シナリオの捉え方の違いで複数個の図案が生まれます。
具体的には「貸主、借主、自社が全員成長する」という共通認識を持ちつつも、次の3案に分岐しました。
(1)借主とって親しみやすい図案
(2)ストレートに事業性を伝える図案
(3)コミュニケーションを重要視する図案
その後、引き続き掲社とのやりとりを経て図案が決定されていきます。
Logo Elements
決定案は、「3つのドット」と「丸みをおびた長方形」で構成されています。3つのドットは「貸主」「借主」「自社」の三者を表します。丸みをおびた長方形は三者を囲っており、空間の共有や、共創を演出するデザインとなっています。
【他案と比較した本案の特徴】
掲社が扱う物件は業界において「ハコモノ」と呼ばれています。本案は、パッと見たとき「ハコモノ業界で、三者が共創する」と、より端的に事業性を伝えられる効果を備えています。
Font Elements
日本語フォントを用いたVIは「(多くの日本人にとって)視認性がよく、事業者名を認識しやすい」という抜群のメリットを持っています。その一方で、そのフォントの選定によって一気に俗っぽく見えてしまったり、取り扱いは簡単なものではありません。掲社の文字は、識別のしやすさや信頼を勝ち取れるフォントをイメージし、文字の性質に留意しながら作成を行いました。
CREDIT
Client:TEMPO BANK INC.
https://tempobank.jp/
Art direction, Visual identity development, Concept and Graphic design:LEMON DESIGN Office
https://www.lemonjp.com/